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2015年4月24日 (金)

認知症の症状① 『中核症状』

認知症の症状は大きく2つに分類することができます。

もの忘れなどを主体とする『中核症状』と、被害妄想などの『周辺症状』です。
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この2つの症状に対する治療は異なるため、しっかりと区別しておく必要があります。


今回は、中核症状についてご説明します(周辺症状についてはこちら)。


中核症状とは、その字のごとく、認知症の主となる症状です。

  • 記憶障害
  • 見当識障害
  • 実行機能障害
  • 理解力・判断力の障害

これらが中核症状と呼ばれるものです。

1つずつ解説します。

  1. 記憶障害少し前のことを忘れてしまうといった症状です。アルツハイマー病では初期から目立ちます。最初は忘れっぽくなったなという感じから始まり、進行すると体験したこと自体(たとえばご飯を食べたかどうかわすれる=エピソード記憶の障害)を忘れるようになります。大切なものをどこに片づけたかわからなくなるのも症状の一つです。
  2. 見当識障害:時間と場所の見当識障害があります。時間の見当識障害が出ると、日付や時間が分からなくなります。アルツハイマー病では初期から時間の見当識が障害されやすい特徴があります。場所の見当識障害がでると、自分が今いる場所が分からなくなり、迷子になりやすくなります。
  3. 実行機能障害:料理の手順が分からなくなる、家電やリモコンの使い方が分からなくなるといった症状が出ます。特に料理は献立を考えたり、調理する過程が複雑なので、障害されやすい傾向があります。料理の段取りが悪くなったとか、バリエーションが少なくなったというのも、症状である可能性があります。
  4. 理解力・判断力の障害:考える速度が遅くなったり、複雑なことが理解しにくくなってきます。複数のことを同時に行うことも困難になってきます。また、いつもと違う状況におかれると混乱してしまうことがあります

もの忘れについては「病的なもの忘れと、そうでないもの忘れ」 も参照してみてください。

中核症状は、年齢のせいにされがちで、結構進行するまで様子を見られてしまうことが少なくありません。

こういった症状に早めに気がついてあげることによって認知症の進行を少しでも緩やかにし、健康寿命を延長することが大切です。

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