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2015年5月19日 (火)

ココナッツオイルは認知症にいいのか?

『ココナッツオイルが認知症にいい』という情報をしばしば耳にします。

ここでいう認知症はアルツハイマー病のことを指しているのですが、どうなのでしょうか。

結論から言うと、効くかどうか現時点で良く分かりません。

というのも、効果を裏付けるために必要な規模の研究がなされていないというのが、現実なようです(調べた範囲ではですが)。


いくつかの研究では、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸という成分が、体内でケトン体になり、これが脳細胞の栄養となるとか、ココナッツオイルの成分がアルツハイマー病の原因物質と考えられているアミロイドベータの悪い作用を弱めるといったものがありました。

なので、一概に効果がないということもないと思われます。

ただし、劇的に効果があるというものではなさそうですし(劇的に効いたという1例報告はありましたが)、ココナッツオイルを摂取すればアルツハイマー病にならないということもないのではないかと思います。

ココナッツオイルを摂取するのは良いのですが、合併症(高血圧・糖尿病・コレステロール異常などの生活習慣病)を含めた治療をしっかりと受けたうえで、追加として行っていただきたいと思います。

もし、ココナッツオイルにきちんとした効果があったとしても、生活習慣病を放置していたら、きっと効果は弱まってしまうでしょう。

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